Safety / Sodium

犬に煮干し・干物を与えていい?「魚」ではなく加工後の塩分を見る

生魚と人用の煮干し・丸干し・調味干しは同じ食品ではありません。乾燥や塩蔵・調味によってナトリウム濃度は大きく変わります。

生魚、煮干し、丸干し、調味干しで加工と塩分の考え方が変わることを示す図解
同じ魚でも、生・乾燥・塩蔵・調味で組成は変わります。「魚」という名前だけでなく加工後の塩分や量を確認します。

文部科学省の食品成分DBで加工差を確認できる

以下は犬用商品ではなく、人用食品の比較例です。数値は文部科学省「日本食品標準成分表」の各食品ページから確認できます。

食品ナトリウム / 100g食塩相当量公的Source
まいわし 生81mg0.2g文科省 食品成分DB
かたくちいわし 煮干し1,700mg文科省 食品成分DB
うるめいわし 丸干し2,300mg5.8g文科省 食品成分DB
きびなご 調味干し2,600mg6.6g文科省 食品成分DB

犬用商品やすべての市販品を代表する値ではありません。同じ魚名でも加工状態で組成が変わることを見るための公的データ例です。

犬用「無塩」小魚なら同じ問題はない?

人用の塩蔵品より選びやすくなりますが、「無塩 = 無制限」ではありません。乾燥でカロリーやミネラルが濃縮していること、骨ごとの硬さ、間食としての給与量を確認します。米国FDAもペットが高塩分食品を大量に摂ることを安全上の注意点として扱っています(FDA — Potentially Dangerous Items for Your Pet)。

持病がある犬では自己判断しない

腎臓病、心疾患、尿路疾患等で食事管理を受けている犬は、塩分だけでなくリン・タンパク質・総カロリー等も関係します。療法食へ魚加工品を追加する前に主治医へ相談してください。

参照資料