Methodology

魚系ドッグフードの調査・比較方法

「魚を使っている」だけでは、商品の違いや犬への影響は分かりません。当研究所は、魚種、原材料の形、フードの目的、成分、価格、製造情報、研究Evidenceを分け、確認できた事実と編集判断を混ぜないことを基本にします。

事実確認日:2026年8月30日広告・送客価値は評価点に不使用
用途、魚種と原料、成分と価格、研究Evidence、公開までを分けて確認する調査フローの図解
用途→魚種・原料→成分・価格→Evidence→公開の順に確認し、非公開情報は推測で補いません。

01 / Principles

魚食を調べる5原則

1

まず主食としての条件を見る

魚の種類より先に、総合栄養食か、間食・副食か、対象年齢や給与方法を確認します。

2

「魚」を魚種と形に分ける

サーモン、タラ、カツオ等の魚種と、生肉・乾燥原料・魚油・エキス等の表示を分けて記録します。

3

商品全体の原材料を見る

魚系でも他の動物性原料や植物原料を含むことがあります。魚だけを抜き出して商品の性質を断定しません。

4

非公開情報を推測しない

魚の産地、天然・養殖、配合割合、DHA/EPA量、加工方法など、公式確認できないものは「不明」とします。

5

商品訴求とEvidenceを分ける

メーカーが訴求している健康メリットを、そのまま当研究所の結論にはしません。犬を対象にした研究や専門資料を別に確認します。

02 / Comparison axes

商品ページで確認する主な項目

項目確認する内容注意
用途・対象総合栄養食等の目的、対象年齢・犬種おやつと主食を同列にしない
魚原料魚種、原材料名、配合割合が公開されているか「魚類」表記から魚種を推定しない
その他原材料魚以外の動物性原料、穀類、豆類、油脂等「魚系=魚だけ」と扱わない
保証成分たんぱく質、脂質、粗繊維、灰分、水分ウェットとドライは水分差に注意
エネルギー100gあたりkcal給与量・体格と合わせて見る
価格通常価格、内容量、100g単価、定期条件初回価格と継続条件を分離する
製造情報原産国、製造者、公開される工場・品質管理情報国産という言葉だけで安全を断定しない

03 / Evidence

健康・栄養の主張はEvidenceの種類を分ける

「魚は関節に良い」「サーモンは皮膚に良い」といった主張は、魚という食材だけの話なのか、魚油・EPA/DHAの話なのか、特定の療法食・強化食の話なのかを分けます。

Evidence扱い
系統的レビュー / メタ解析複数研究を統合した上位Evidenceとして重視。ただし対象研究の質も確認。
犬のランダム化比較試験直接性が高い。対象犬、用量、介入食、評価指標を確認。
犬の給餌・消化性試験栄養・嗜好性・代謝等の参考。疾病治療効果とは分ける。
実験モデル / in vitro機序の参考。家庭犬への臨床効果へ直接一般化しない。
メーカー商品説明商品仕様・メーカー訴求のSource。健康効果の独立Evidenceにはしない。

有意差が出なかった研究や、安全性・副作用を扱う研究も確認します。

04 / Sources

出典は一次情報を優先する

  1. 法令・公的機関 — 表示や安全基準の一般説明。
  2. 査読論文・系統的レビュー — 栄養・健康影響・安全性。
  3. 獣医専門資料 — 疾病・栄養管理・受診判断。
  4. 商品公式ページ・公式ラベル — 原材料、成分、価格、内容量、対象等。
  5. メーカーの工場・品質情報 — 製造や公開された管理体制。
  6. メーカー問い合わせ回答 — 公開情報だけで不足する項目。

価格・販売条件は変わる

通常価格、初回価格、定期条件、送料、キャンペーンは記事公開直前に再確認します。古い価格を「現在の最安」として残さないことをRelease Gateにしています。

05 / Independence

通常記事と広告・PRを分ける

通常の編集記事は、当該記事について特定の企業・団体から制作依頼、広告費・掲載料、商品提供、編集指示を受けずに制作します。広告・PR・商品提供・アフィリエイト等の関与がある掲載は、その掲載単位で明記します。

広告の有無にかかわらず、原材料・成分・価格・研究Evidence等の確認基準は変えません。送客価値や報酬額を商品評価へ加点しません。

06 / Limits

この調査だけでは分からないこと

商品表示や研究から、個々の犬の食いつき、体質への適合、食物アレルギーの有無、疾病への適否を確定することはできません。魚を使っていること自体も、治療効果や低アレルゲン性の保証にはなりません。

急な食欲低下、嘔吐・下痢などの症状、診断済みの食物アレルギー、関節疾患、腎疾患、療法食の検討がある場合は、サイト上の商品比較ではなく獣医師への相談を優先してください。

主な基礎資料